2024年10月11月、女優で声優の大山のぶ代さんが老衰のため9月29日に亡くなっていたと発表されました。
この記事では『大山のぶ代の認知症はいつから?ドラえもんだったこと忘れてる?』と題し、大山のぶ代さんの認知症について紹介します。
- 大山のぶ代の認知症はいつから?
- 大山のぶ代はドラえもんだったこと忘れてる?
ドラえもんの声として多くの人の心に残っている偉大な声優、大山のぶ代さんにこれまでの感謝の気持ちを込めてまとめました。
早速ごらんください!
大山のぶ代の認知症はいつから?
大山のぶ代さんの認知症が世間に公表されたのは、2015年5月でした。
発表は2015年でしたが、実際に診断を受けたのはそれよりも前のことだったとわかりました。
大山さんが最初に認知症と診断されたのは、2012年の秋頃、当時80歳くらいだった大山さん。
病院でアルツハイマー型認知症と診断されました。
しかし、大山のぶ代さんがアルツハイマー型認知症を患っているとわかった事実はこの後約3年間公表されることはありませんでした。
世間に公表しなかったのは、大山さんの夫である砂川啓介さんの配慮からだったと考えられます。
大山さんは代表作【ドラえもん】の声の人として多くのファンに愛されるベテラン声優。
認知症を公表するとファンが大きなショックを受けてしまうかもしれないと考えたのでしょうね…
認知症と診断された後も、大山さんは声優の仕事を続けていました。
この時期はまだ、認知症であることを非公表にしていてもなんとかなったやり過ごせるほど症状があまり進んでいなかったのかもしれませんね。
認知症が進行
大山さんの認知症の症状が進行していったのは、2016年頃。
夫の砂川啓介さんが尿管がんと診断されてしまい、治療に専念することになりました。
認知症を患う妻の大山さんを放っておくことができない状況で、自身もガン治療をしなければならない…。
苦渋の選択を迫られた砂川さんは、大山さんを施設に入所させ自身の病院で治療を受けました。
でも実は、大山さんの認知症は2012年よりもさらに前から発症していたのではないかと言われています。
2008年4月、大山さんは脳梗塞で緊急入院。
この時、体のまひなどの身体的な後遺症はなかったものの、文字の認識や計算、記憶などに障害が残っていたそうです。
砂川さんは当時を振り返って、次のように書いています。「台所で鍋を火にかけ、焦げ付かせてしまう。冷蔵庫は開き続け、電気もつけ続ける。玄関を解錠する暗証番号も忘れ、外出できなくなりました。」
しかし、この時点では脳梗塞の後遺症だと考えていて、時間が経てばよくなるだろう楽観的に受け止めるようにしていたそうです。
でも残念ながら、症状は徐々に悪化。
2016年4月、大山さんは老人ホームに入り、砂川さんは尿管がん治療に専念しまた一緒に暮らせるよう頑張りました。
でも、2017年7月11日に砂川さんは80歳で尿管がんのためお亡くなりに…。
その後も引き続き、大山さんは老人ホームで生活を続けていました。
大山さんは認知症の症状は進行しているもの、体は健康で「老人ホームのジャイアン」とわざと呼ばれながら明るく同じ施設の方たちと過ごしていたそうです。
大山のぶ代はドラえもんだったこと忘れてる?
結論から言うと、大山のぶ代さんは自分が【ドラえもん】だったことを忘れてしまっていたと言われています。
大山のぶ代さんと言えば、やはり【ドラえもん】の声!
1979年から2005年まで、ドラえもんの声を担当し続けました。
多くの人の心に、大山さんの声が「ドラえもん」として刻まれていますよね!
その皆の心にある「ドラえもん」の声の大山さん自身が認知症のため「自分がドラえもんの声優だった」ことを忘れてしまっていたというのは悲しいことです。
しかしその後の生活の中で大山さんが「自分がドラえもんだのかは情報がなくわかりませんでした。
声優として長年培ってきた声の記憶は、日常生活のことに比べて記憶に残りやすいのではないかと考えました。
わずかな形でも、大山さんが「ドラえもん」だったことを思い出すことがあったのならとても嬉しいですね。
ドラえもんの思い出も、大山さんの心の中で大切に生き続けていたと信じたいです!
まとめ
今回は『大山のぶ代の認知症はいつから?ドラえもんだったこと忘れてる?』と題して大山のぶ代さんの認知症についてお伝えしてきました。
主なポイントはこちら。
- 大山さんは2012年秋にアルツハイマー型認知症と診断
- 診断から約3年後の2015年5月に夫の砂川啓介さんがラジオ番組で公表
- 実は認知症診断前の2008年に脳梗塞を起こしたことをきっかけに認知症症状が始まっていた
- 2016年4月から老人ホームで生活
- 認知症症状はあるものの体の健康状態は良好だった
- ドラえもんだったことは忘れていると言われているが完全に忘れているとは考えにくい
大山のぶ代さんは老若男女問わず多くの人々に愛された声優さん。
長年演じ続けたあのかわいくて独特な声の「ドラえもん」は、日本中の人々の心に刻まれています。
大山さんが残してくれた素晴らしい作品を胸に、心から御冥福をお祈り申し上げます。