2025年4月15日、和歌山県知事として県政をリードしてきた岸本周平さんが敗血症性ショックのため68歳で急逝されたというニュースが飛び込んできました。
突然の訃報に、和歌山県内外から多くの悲しみと惜しむ声が寄せられています。
今回は岸本周平さんを偲び、和歌山県知事としての評判や過去のノーパンしゃぶしゃぶ事件からどのように再起されたのかなど紹介します。
- 岸本周平の評判は?
- 岸本周平がノーパンしゃぶしゃぶ事件でエリート街道から転落!
- 岸本周平は和歌山県民に愛されていた?
岸本周平の評判は?

結論から言うと、岸本周平さんの知事としての評判は和歌山県内外でとても高いものでした。
SNSやヤフーニュースのコメント欄では岸本周平知事に好意的で非常に残念という意見で溢れていました。



2022年12月から和歌山県知事を務め、誠実で気さくな人柄や県政への真摯な姿勢が多くの県民や関係者から支持。
和歌山県庁職員や自治体関係者からも「一人ひとりと向き合う姿勢が印象的だった」「県政の発展に多大な貢献をした」といった声が多く寄せられています。

ここまで好意的な意見で溢れる知事は少ないのではないでしょうか。
また、岸本周平さんは元大蔵官僚として豊富な知識と経験があり、そういった経験を余すことなく全力で和歌山県の財政健全化や教育改革などにも積極的に取り組んでいました。
職員の能力を発揮しやすい環境づくり!
1人1人と向き合って県政を発展させていく!
和歌山県庁内では「職員の能力を発揮しやすい環境づくり」にも力を入れ、風通しを良くすることで若手職員との交流を大切にしていたとか。
そんな、評判の良い和歌山県知事の岸本周平さんですが実は30歳の頃に世間を騒がせた「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」いわゆる接待問題に関与していたという過去があります。



この「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」に関わったことは岸本さんにとってかなりのイメージダウンとなり、歩みだしていたエリート街道から外れることに。
結果的に、岸本さんがその後誠実な対応を続けてきたことで信頼回復へ繋がっていますが、これについて詳しく見ていきましょう。
岸本周平がノーパンしゃぶしゃぶ事件でエリート街道から転落!


1988年頃のバブル期に起こり世間を騒がせた接待問題、通称「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」に岸本周平さんが関わっていたことは事実です。
「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」は岸本さんの人生において大きな転機となり、これをきっかけにエリート街道から転落…!
- 時期:バブル期の大蔵省官僚時代
- 場所:東京都新宿区歌舞伎町の高級ノーパンしゃぶしゃぶ店「楼蘭」
- 問題:国家公務員の倫理規定違反や税金の不適切な使用
「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」がマスコミで騒がれた以降、岸本周平さんは公式ブログで事実と認めて振り返っています。
ノーパンしゃぶしゃぶの店に行きマスコミに騒がれた件は事実です。
あれは、マスコミに書かれるよりもかなり前の今から20年くらい前のことです。
まだ30代でした。先輩に連れられて、2回行きました。
問題は、これが接待であったことです。自分でお金を払っていれば、趣味が悪いということですむでしょうが……。
引用元:岸本周平公式ブログ
「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」後、親しかった友人や同僚が離れていきそれ以上に言葉にできないほどの辛い経験をしたと語っています。
しかし、岸本さんは事件をきっかけに自分の行動を深く反省し、人生観が大きく変わったとも。
その後、岸本さんは一念発起で英会話を習い、アメリカプリンストン大学の客員講師やトヨタ自動車での政策スタッフといった多様な経験を積んできました。
そして、今度は国政にチャレンジして衆議院議員を経て、2022年に和歌山県知事に就任!



岸本さんの経験をすべて詰め込んだ県政を行っていた矢先…
もっと岸本さんに和歌山県を良くして欲しかったという県民が多いでしょうね。
岸本周平は和歌山県民に愛されていた?
岸本周平さんは知事として和歌山県民からの評判が良く、とても愛されていました。
これは、岸本周平さんの急逝の後和歌山県内で取材を行った各局のニュースが捉えていました。
岸本周平さんに対する街頭インタビューは、老若男女回答する和歌山県民の方たちが揃って
岸本さんの和歌山県知事としての活動は、県民の生活に寄り添い、現場主義を徹底したことが特徴。
特に「県民を笑顔にする」「職員も笑顔でなければならない」という信念を持って活動されていたことが和歌山県民にしっかり伝わっていたのでしょうね。
岸本さんは若手職員との昼食会「にこにこミーティング」を開催し、リラックスした雰囲気で意見交換を行うなど、風通しの良い職場づくりに努めていました。


こうして少しづつ岸本知事への信頼が高まっていきました。
突然の訃報は、和歌山市長や関西広域連合の知事たちからも「兄貴分的な存在」「良き理解者」と惜しむ声が相次いでいます。
しかも、「誰が和歌山知事になる?代わりはいない‥」といった声も。
このように岸本さんの存在感は、和歌山県民にとって間違いなく大きいものでした。
まとめ
今回は『岸本周平の評判は?ノーパンしゃぶしゃぶ事件で遠回りするも和歌山県民に愛されていた?』と題して、和歌山県の岸本周平知事の評判についてお届けしました。
岸本周平さんの評判はとても高く、和歌山県民からとても愛されていました。
しかし、岸本さんが今の良い評判を得るまでには長い道のりが。
岸本さんが30代の頃、「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」に関わり一時的大きくイメージダウン。
そこから自分に厳しく反省をして、再度奮起し現在では和歌山県民に深く愛される存在となりました。
和歌山県民にとって必要だった岸本周平さんが突然お亡くなりになってしまい不安を抱える県民の方も多いでしょう。
過去にトラブルがあったとしても、その後の誠実な言動と努力により再び信頼を勝ち取った岸本周平和歌山県知事に敬意を評し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。